2016年10月25日火曜日

せかいはかがみ 終了しました


本日をもちまして、「せかいはかがみ」展が終了いたしました。


「せかいはかがみ」展の最中にふと手にとった本はこんなはじまり方をしていました。


「この世界がきみのために存在すると思ってはいけない。世界はきみを入れる容器ではない。
世界ときみは、二本の木が並んで立つように、どちらも寄りかかることなく、それぞれまっすぐに立っている。
きみは自分のそばに世界という立派な木があることを知っている。それを喜んでいる。世界の方はあまりきみのことを考えていないかもしれない。

でも、外に立つ世界とは別に、きみの中にも、一つの世界がある。きみは自分の内部の広大な薄明の世界を想像してみることができる。きみの意識は二つの世界の境界の上にいる。
大事なのは、山脈や、人や、染色工場や、セミ時雨などからなる外の世界と、きみの中にある広い世界との間に連絡をつけること、一歩の距離をおいて並び立つ二つの世界の呼応と調和をはかることだ。
たとえば、星を見るとかして。」(池澤夏樹『スティル・ライフ』冒頭部分)








今回、小口さんの音作品が展示室に流れるのをずっと聞くともなく聞いていました。
いろいろな方の話し声や内容がどんどん変わっていくのですが、それぞれの方々の置かれた順番や話の内容が関連し合っている(!)と思い、小口さんにこれは意図して編集しているんですか?と聞いてみました。
そうしたら、「もちろん!」という返事の後に、「なるべく、それぞれの方の話が繋がらないように、関連しないように、意図して編集した」とのこと。「だけどどうしたって、関連は見出されてしまうもの」だそうです。









そして、アノニム・ギャラリーの作品(というかワークショップというか)の「ものの気持ちになる」ですが、いろいろな方のつぶやきを展示させていただくことができました。ありがとうございます!
設定を想像しながら面白く読ませていただきました。








五十嵐さんの作品は本当に静謐で清浄な空気をまとっている人形たちです。
どこからきてどこにいくのか。円環する時間。
時を共に過ごして、なお愛着増しつづける結構稀な存在感だと思いました。



ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!


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