2017年11月16日木曜日

ピアノ



ピアノがやってきた。
DIAPASONのアップライトピアノ。

ピアノを置かないか?という話は以前から何度か頂いていたけれど
現実的な話になったのは一週間前のこと。

ピアノは差し上げるけれど、運搬費はもってほしい。
もらうかもらわないか返答までに与えられる時間は二日間。
とのことだった。

ピアノとレコードプレーヤーはいつかはお店に置けたら、とほんのり夢見ていたので、
真剣に考えさせてもらいます、とお応えした。

懸念事項は運搬費のこと、床が抜けてしまわないかという心配、そして厳しい寒さだった。

頭の片隅にピアノのことを思いながら営業していたときに、やってきた常連のお客さまとたまたまピアノの話になった(久しぶりに実家に帰ったらピアノと貴重な楽譜がすべて処分されていたというような話)。そこで、ここぞとばかりに「実はこうこうこういう話があって・・・」とピアノをいただくかで迷っているという話をした。そうしたら、運搬費の足しにと、その場で一万円分のコーヒーチケットを買ってくれた。さらには、懐中電灯を持って外から床下の様子を見て「だいぶしっかりしたつくりをしている」という助言をくれた。
そうこうしているうちに、五千円分のチャイチケットを買ってくださる人まで現れた。

アノニム・ギャラリーよりも標高の高い所でピアノをお持ちの方に、寒さに耐えられるかどうかを相談した。薪ストーブでの湿度管理に失敗して外国製のピアノを一度だめにしてしまい、国産を買い直した。国産なら温湿度的にも大丈夫なのではということだった。DIAPASONは国産ピアノだった。

このピアノの流れを遮るものは何も無いように思えた。



そしてふりだしにもどる。







弾いてみると、とてもやわらかくて、なつかしい音のするピアノで
アノニム・ギャラリーにぴったりだと思った(お店はやや狭くなったけれど)。



ピアノは物語性があるからそんな調子で書いてみた。



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