2014年8月10日日曜日

すわ湖の町の平成元年



今月の本棚のテーマは「諏訪人の本棚」です。
その中に『すわ湖の町の平成元年-写真考現学-』という本があります。


昭和が終わる1989年1月7日から、同年12月31日まで
毎日写真1枚と簡単な文章で日記風につづった本で、
時事ネタや、失われゆく街の景色や、人々の何気ない日常が細かく記録されています。
タイトルにある「すわ湖の町」とは下諏訪のことをさしているようです。

スナップショット的な写真が多く、無防備な市井の人々もたくさん写されており、
異様になまなましさを感じさせます。

当時の株価とか電車賃とか散髪代とか、学生の人数とか、締切日とか、数字のデータも充実していて記録的な価値もありますが、個人の、たとえば「町」の日本最高齢の人とか自費出版した人とかの非常に個人的なデータも載っていて楽しいです。
さらには街にいる普通の人々の、本来なら知るはずもない、どうでもいいようなそれぞれの事情を
共有することになります。




『すわ湖の町の平成元年』
市川一雄著 あざみ書房(東京ではなく下諏訪の方の) 1990年






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